ジアミンって何?知っておきたい基礎知識
「ジアミン」という言葉を聞いたことはありますか?
このブログを読んでくださっている方はご存知かと思いますが、
私は、ジアミンアレルギーです。
では、ジアミンと一体なんなのか、、、、。
今回は分かりやすく説明したいと思います!
【ジアミンはヘアカラーに使われる成分】
ヘアカラー剤にはいくつか種類がありますが、
一般的に使用されている「酸化染毛剤」という種類のヘアカラー剤に
ジアミンが含まれています。
この「酸化染毛剤」は、美容院でも家庭用でも使われている
普通のヘアカラー剤です。
ヘアカラー剤には、髪を明るくするための「アルカリ性酸化染毛剤」と、
「脱色しないタイプの酸化染毛剤」がありますが、
どちらにもジアミン類が配合されています。
【白髪染めには特に多く含まれている】
おしゃれ染め(ファッションカラー)にも、
白髪染め(グレイカバー)にもジアミンは含まれていますが、
白髪染めの方がより多くのジアミン類が配合されています。
おしゃれ染めは茶髪からの着色ですが、
白髪染めは白髪からの着色のため、
たくさんの染料が必要になるからです。
【ジアミンってどんな働きをするの?】
ジアミン(別名:酸化染料中間体または中間体)は約5種類あり、
黒~明るい茶色までを染めることができる染料です。
ジアミンは無色の非常に小さい分子で、
髪の表面にあるキューティクルの隙間から内部に入り込みます。
その後、2剤による酸化の力で分子が結びついて、
毛髪内部で大きくなります。
一度大きく膨らんだ染料は外に流れ出すことがなく、
毛髪内部にしっかりと留まることから、
色落ちはほとんどありません。
そのため、永久染毛料とも表現されます。
【ジアミンのメリットとデメリット】
・メリット
ジアミン類は色持ちがよく、短時間でしっかりと髪を染められる
・デメリット
一方で、アレルギー反応を引き起こす可能性があり、
「環境ホルモン物質」や「擬発がん性物質」とも言われる
つまり、ジアミン類は便利である反面、
身体に悪影響を与える可能性がある成分なのです。
【最後に】
ジアミン類を配合したヘアカラーは便利ですが、
アレルギーなどのリスクがあることも
知っていただきたいと思っています。
ジアミン類を私は「便利悪」と表現することがあります。
これらを理解した上で、自分に合った選択をしていただければと思います。