クリアカラー+美らヘナでほんの少し明るく

 

皆さんは、ヘナをクリアカラーと一緒に使ったことはありますか?

今回は、美らヘナとクリアカラーの併用で、

ダメージを抑えつつ髪色をほんの少し明るくする過程をご紹介します。

 

こちらがモデルさんです。

実は、モデルを引き受けていただくまでの

ちょっとしたストーリーがあります。

 

実はこちらのモデルさん、以前に美らヘナのモデルになっていただいた方です。

その時、仕上がりのサラサラ感が少し乏しいように感じられました。

髪色をもう少し明るくすると、

さらっと感が出てもっと素敵に可愛くなると思い、

「クリアカラー+美らヘナで髪色を明るくしてみませんか?」と

提案してみました。

 

しかし、

最初にご提案した際、

「明るくすると新生部分が気になるのでNG・・・」

と断られてしまいました。

 

明るくするといっても、ほんの少し明るくするだけで、

いたって自然な明るさです。

 

そう説明したところ、快く引き受けてくださいました。

実際に使用する材料も詳しく解説しました。

今回は、シンプルに

ライトナー(脱色のためのアルカリ剤)

6%オキシ(酸性のヘアカラー剤)

のみを使用しました。

 

ライトナーには染料が含まれていないため、安全性が高まります。

また、酸性の6%オキシを混ぜることで、ライトナーのアルカリ成分を薄め、

刺激・ダメージを抑えています。

 

ライトナー30g)+ 6%オキシ(300g)をミキサーで高速攪拌しました。

1:10のクリアカラーを作成したことになります。

 

1:20ほどの比率にした方がダメージは抑えられるのですが、

モデルさんはヘナを繰り返されているとのことだったので、

その配合だと明るくなりにくいと判断し、

1:10の比率を採用しました。

 

1~2分ほど高速攪拌すると、ソフトクリーム状に変化します。

毛先の明るい部分を除き、全体にクリアカラーを塗布しました。

根元はぼかして塗布し、頭皮には塗布していません。

いわゆる「ゼロタッチ塗布」です。

 

そのまま、7分程度自然放置しました。

プレーンリンス(お湯で髪と頭皮の汚れを洗い流すこと)後の

写真がこちらです。

軽く乾かして明るさをチェックすると、

ほんのり明るくなっていることが分かります。


その後、一晩熟成した美らヘナをたっぷり塗布しました。

ヘナ伝導師としては、この状態のまま

佐世保へお帰り頂きたいと思うのですが、

会場のみなさんは仕上がり状態を確認したいでしょうから・・・

 

加温キャップ使用で90分ほど放置した後の

写真がこちらです。

写真だと少し明るくなりすぎたように見えますが、

肉眼ではほんのりと明るくなったくらいで、とても素敵に可愛くなりました。

今回のクリアカラーの目的は、ほんのちょっと明るく+さらっと感でした。

狙い通りで良かった。モデルさんもご満悦の様子で安心しました。

 

今日もご覧頂きましてありがとうございました。