インディゴが薄染まりになる理由と対策6選
最近お客様からよくいただくのが、
「ヘナ後インディゴ2度染めをしたのに、1〜2週間でオレンジ色に戻ってしまう」
というご相談です。
ヘナで白髪を染めた後に
インディゴ(またはヘナとインディゴのミックスハーブ)を重ねる「2度染め」。
綺麗に深みのある色に仕上げるための定番の方法ですが、
実は正しく施術を行わないと、染まりが薄くなってしまうことがあります。
これは、ベースのヘナのオレンジ色に対して、
インディゴの染まりが不完全(薄染まり)になっていることが
主な原因と考えられます。
なぜインディゴが薄染まりになってしまうのか、
その原因と正しい対策を6つのポイントに分けて解説します。
(※インディゴ単品でも、ヘナとのミックスハーブでも注意点は同じです)
① インディゴの「粘性(硬さ)」を正しく保つ(最大の原因)
インディゴが染まらない最大の原因は、ペーストの「硬さ」にあります。
硬すぎるペーストを塗布すると、
1週間ほどでヘナのオレンジ味が強く出てきてしまいます。
つまり、インディゴがしっかり効いていない状態です。
【理想の硬さ】
画像右側の「滑らかなケチャップ状(顔に垂れるか垂れないかのギリギリの粘性)」
がベストです。

【注意点】
インディゴやミックスハーブは、お湯を加えてから3分ほど経つと
徐々に硬くなる性質があります。
最初はちょうど良いケチャップ状でも、塗っている間にお味噌のような硬さに
なってしまうことがあるため、お湯を加えてから3分は粘性を確認する時間が必要です。
※インディゴ単品使用の場合は特に粘性が乏しくなりやすいので注意が必要です。
② お湯は「50℃」が適温(熱湯はNG)
インディゴに加えるお湯は、50℃程度のぬるま湯をご使用ください。
100℃近い熱湯を使用すると、インディゴの染料成分(色素)が壊れてしまい、
染まらなくなってしまいます。
③ オイルは避ける
インディゴの色素成分である「インディカン」はオイル分を嫌う性質があります。
そのため、オイルを加えたり、髪や頭皮にオイルをつけてしまうと、染まりが悪くなる
原因になります。
④ ペーストを作ったら「10分以内」に塗る
インディゴは温湯を加えた瞬間から染色反応が始まります。
温湯(50℃)を加えてペーストを作ったら、10分以内に塗布を開始してください。
30分以上経過したペーストは、染まりが極端に弱くなります。
⑤ 髪質に合わせた「放置タイム」をとる(最大90分)
2度染めの際のインディゴの放置時間は、基本的には30分
(一般的な髪の太さ:約0.08mmの場合)です。
ベースにしっかりヘナが染まっていれば、インディゴは塗布後30分で
その色素のほとんどを消化(発色)していると考えています。
ただし、太毛・多毛・染まりにくい髪質の方は、
45分〜60分しっかりと時間を置いてください。
(毛質で染まり具合が大きく異なります)
※なお、インディゴ単品染めやミックスハーブ単体でのご使用の場合は、
60分〜90分の放置時間を推奨しています。
(これは私が15年以上インディゴ&ミックスハーブを繰り返している
実体験からのデータです。ただし、白髪の割合と毛質で染まり度合いを
大きく異なりますので、ご注意ください。)
⑥ 安定した品質のインディゴを選ぶ
使用するインディゴの品質も重要です。
海外産や一部の製品には、染まりが不安定なものもあります。
濃く安定して染めるためには、
信頼できる高品質なインディゴを選ぶことも大切です。
【重要】インディゴを使用する前の注意点
ヘナとインディゴは、全く異なる性質を持っています。
特にインディゴはヘナに比べて感作性(アレルギー性)が高く、とても繊細です。
ご使用の前には必ずパッチテストを行ってください。
また、インディゴを塗布する直前のシャンプーやヘッドマッサージ
(オイルマッサージ含む)は厳禁です。
頭皮を刺激の強いインディゴから守るためには、
ご自身の適度な皮脂を頭皮に残しておくことが最良の対策となります。
直前のシャンプーやオイルマッサージを行うと、
かえって刺激を感じやすくなったり、稀にトラブル(色素沈着など)の原因
となったりする事例が報告されています。
インド産のインディゴには植物由来の微細な繊維(トゲ成分)が
含まれていることがあり、アレルギーでなくても
物理的な痒みを感じることがあります。
できるだけ頭皮への刺激を抑え、優しく安全に染めるためにも、
正しい手順を守って施術を行ってください。
長くなりましたが、、、、
お客様に安心・安全で、理想の深い色味を楽しんでいただけるよう、
安定した濃い染まりと低刺激を両立した国産インディゴ(美ら藍など)をはじめ、
こだわりの製品づくりと情報発信に励んでまいります。
今日もご覧頂きましてありがとうございました。

